波瀾万丈 お金道について

やっべーやっべー
また告知してないまま、お・わ・る!

お台場に日本科学未来館というヤカタがございましょう。
そこで「波瀾万丈 お金道 : あなたをうつし出す10の実験」という展示がやってるんです!
2013年3月9日からやってた!
そして6月24日まで!!
いまこれ書いてるのが23日! 今日いれてあと2日?
あれーーーーーーーーーーーーーーーーーー?

okaneten

とりあえずこのサイト見てみて。
波瀾万丈 お金道

みましたかーあ?
この展示はですね、行動経済学っていうガクモンがありましてね、
その研究でわかったことを、みなさんにわかりやすーく展示するというそういうアレです。

で、この展示の「基本設計」ってヤツを僕の会社のメンバーでやっておるのです。
基本設計っていうのはつまり、この展覧会を設計する上で、どの題材をどのように見せるかってことを
まあ提案したんですね。
で、実施設計という実務は別の方々が担当しましたので、僕が提案した通りのものも、
大きく方向転換した部分もありまーす。

でも大まかな設計は僕らのプラン通りに(結構ムリのあるプランでしたが)やってくれたなーという印象です。

どんな展示か?っていうのは、実際に足を運んでいただくのが一番なんだけど、
言いたいことをむりやり一言で言うならば、
経済って感情で動くよねーー! ってことですかねえ。
そして自分の懐具合も、すごく感情に左右されていて、
その左右されっぷりというのは、たいがいの人にとって
「自分が思ってたよりずっと感情に左右されとる!」
と納得するような、そんなことが科学的なアプローチで明らかにされておるわけです。

んー、たとえば(ネタバレにならないように、展示しなかった例を中心にいきますよー)
パソコンとかカメラとかクルマとか買ったとするじゃないですか。
で、買ってすぐに新機種が発売!! みたいなことってあるじゃあないですか。
その時どんな行動とりますか。
一応新しい機種のカタログスペックとかをwebでじっくり読んでしまったりしないですかね。
で、
「うん、今回の新機種って、オレが買ったコレとあんまり変わりばえしないなあ。ねえ」
みたいなことを思ったりする、と。
これはイソップ童話の「酸っぱい葡萄」っていう話と同じように、
自分が獲得することのできなかった葡萄に対する思いを
「あんなもんどうせ酸っぱいにちがいない。あー食わなくてよかった〜」
って思ったりする心の動き。
こういうのを「認知的不協和の解消」ってこの展覧会というかガクモンでは説明してたりします。

で、この展覧会が面白いなーと思うのは、こうした研究の成果が僕らの暮らしの中にたくさん取り入れられてて、デザインのあらゆるところに適応されているわけで、
そーゆー時、僕らはどうやって暮らしたり、逆にデザインしたりしますかねえ?
っとことを考えざるを得ないところかなー。

たとえば、ヒューリスティクスとか、現在バイアスについての説明が、
この展覧会の中にあります。(詳しくは展覧会に行くか、行動経済学の本買って)
ヒューリスティックスっていうのは、雑に説明するならば「直感で選ぶよね、わしら」
って話だったりしますが、その「直感」ってサルの時代からいままでの間、ある一定の「信じて」いいものだったと思うんだよね。
目の前にある選択肢を、ひとつひとつ正しく吟味してたら、いくら時間があっても間に合わない。
だから直感を使って、すごく雑に「直感」を使って選択する。
それは多くの場合「正しい選択」だったりした時期が長かった。

だけどその「直感でこういう風に選びやすい」ということが「わかって」しまうと、じゃあ、直感で買わせるために、そういうデザインをしましょう、ってことが起こります。
デザインにかかわる時、この商品を売りたい!と思ったら、そういう直感で買わせるためのデザインを施さないわけにはいかない。デザイナーの職能としてもそういうものが求められるし、その先にはABテストみたいなものもデーンとある。

だけど消費者サイドに目線を移せば、もうちょいちゃんと吟味したいよねーってこともあります。
直感に対する信頼感っていうのは、むかしとは大違いじゃーん。

このタイミングでこの文章をあげて、お金道を見に行く人いないような気がしますが(苦笑)、すいませーーん。

あ、そうそう、僕が企画して、実現しなかったもののなかで、ほんとーに残念なのは、会場にね、岸野雄一さんにセレクトしてもらった「お金に関する歌」の数々をところどころに、うすーく流すという計画、が実現できなかったこと。
それが会場のあちこちで流れてたら、雰囲気がだいぶ怪しくなっただろうになあ。。

会場のあちこちにあるイラストレーションは大好きないぬんこさん!!
アートディレクションは大岡寛典さんで、会場内のグラフィックは中西要介さんです。

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いぬんこさんのサイコーなTEEは、TEE PARTYでどうぞ!

画・文 : 伊藤ガビン

        
伊藤ガビン
伊藤ガビン
編集者。原稿は遅いが、メシを食うのは異様に早い。紙・web・映像・家具など、あらゆるものを編集するが、最近はもっぱらこのサイトの編集に精を出している。実家はスーパー。280円弁当が評判。