ハイ〜ラハイ天才編み師203gowさんの編み物ですよ〜。わけのわからない編み物をさせたら右に並ぶモノはおりません。世界の203gowが編み棒の赴くまま気の向くまま、あみつぶしたもののお裾分けです。 ( 第1回から読む )
第3話 缶の編みプルタブがある風景。
よくある、どちらかというと試し撮りに近い
写真であるがしかし!
よく見てもらいたい。
こんなトコロにも、あんなトコロにも
缶の編みプルタブがある風景。
自慢げに指にハメてみたり。
実は、たくさん編んでいたり。
缶は、編みませんよ
昔は取り外しが出来た缶のブルダブを編み候。
ちょいとカメラを引提げて、
川縁で撮影を試みる。
良い天気だ。
犬も泳ぐ、人も泳ぐ、気持ちのよい川である。
まぁ~なんとなく、腰を据えてみたりなんかして
構えちゃったりしちゃって、
引きで1枚、寄りで1枚、黙々とパシャリ。
パシャリ、パシャリ、パシャリロ。パシャ~~ヌ。
撮るか!撮られるか!お互いにせめぎあう。
凄まじい戦いが繰り広げられている
まさにその時!
中学生と思われるおとなしそうな男子2名が
スボンの裾を捲って川に入ってキャッキャしている
実に楽しそうである。
魚を、みつけたらしい・・・。
ヤゴを、みつけたらしい・・・。
203gowも、みつかってしまったらしい・・・。
男子1号 「ね~ねぇ~ あの人さ~なにしてるんだろう」とボソリ。
男子2号 「え! しらね~」とボ、ボソリ。
妙な距離を保ったまましばらく。
そろそろ鵜飼いの準備は始まる時刻では?
男子1号 「ね~ねぇ~ あの人さ~なに撮ってるんだろう」とボ、ボ、ボソリ。
男子2号 「え! 新種の生物だろう~」とボ、ボ、ボ、ボソリ。
その時、カメラを構えたまま、ニヤリっと笑い、
「ムフフ、これが “へんなあみもの” さ!」と
つぶやく203gowであった。
つづく。 いや、きっと、つづくまい。
缶の編みプルタブ、取り外せた時代の缶のプルタブなんだよ! より。